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日照り雨の日

喪失と救いをテーマとした映画をイメージ。

Director: Shiho Matano

Cast:

Mei

Yushi Suzuki

Suwa Takanashi

Meg Kanai

Hair & Make-up:

Masahiro Yanagisawa

[あらすじ]

 ある初夏の日、主人公の雫は、幼い頃からの友人・咲が自ら命を絶ったという知らせを受ける。自分の放った心ない言葉が友人を苦しめたのだと自分を責める雫に、恋人の泰人は必死で寄り添おうとする。始めは頑なに心を閉ざしていた雫は、泰人が読み聴かせる聖書の言葉や泰人の優しさに徐々に救いを見出していくも、自責の念から逃れられないでいた。

 数日後、雫と咲の共通の友人である絢が、雫を励まそうと旅行に連れ出す。山の麓を散策しながら、久しぶりに空を見上げた雫はいつの間にか風景が夏の色を濃くしていることに気がつく。そして、旅館で食事をしながら咲の思い出話をしている中で、咲が死を選んだのは家族関係や進学等の様々な悩みを抱えていたことによる、という事実を知る。雫は、咲の死という不可解な出来事を理解したいと思うが余りに、無理に意味や理由を探し求めていたのかもしれないと感じるようになる。

 その日の夜、雫は夢の中で咲に再会する。海から現れた咲は、自分は今は穏やかな世界にいるので自分を責めないで欲しいと雫に伝え、雫の粉々に砕けた心の象徴である硝子の破片を手渡して海に消えていく。咲が消えた後の海を見つめながら雫は、伝道の書9章5節にある「生きている者は死ぬべきことを知っている。しかし死者は何事をも知らない。また、もはや報いを受けることもない」と書かれた聖句を思い出し、自分は救われたのかもしれないという安堵と、これからも生きていくのだという決意の涙を流す。


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